冷蔵庫の残り物
こんにちは。野菜ソムリエプロのままみです。
野菜ソムリエなんだから、朝から野菜をもりもり食べるのかという質問をよく
受けますが、もりもり食べるのはさすがに無理です。
でも野菜は摂るように心がけています。1日に350gの野菜を摂ることが
推奨されているので、トータルで摂れるようにはしています。350gのうちの
3分の1を緑黄色野菜で摂れるとなお良いでしょう。
ちなみに果物の1日の目標摂取量は200g(可食部)です。
今後、全体的な栄養管理についてもお伝えしていければと思っています。
野菜大好きなままみですが、ここのところの野菜の価格の高騰と寒さで買い物が
できていません。
お昼ご飯の準備をするのに冷蔵庫を開けたら、野菜は長いもの使いかけと
小さいかぶが5個。あとはコンテナーに玉ねぎ。
私、和食食べたいのにー!と一瞬文句を言いそうになりながらも、冷蔵庫を捜索。
たんぱく源では、塩鮭、卵、残り物の鶏そぼろを発見!
さてどうしたものか。切羽詰まると人間、アイディアが浮かぶものです。
「塩鮭は焼いて完了。みそ汁は玉ねぎと卵で決定。
パントリーにゆかりがあるのを思い出した。かぶを和えよう。
いいぞ、ままみ。その調子。
長いもはー。鶏そぼろと煮ちゃおう。」
と脳みそ高速回転させてました。
<かぶのゆかり和え>
かぶはいちょう切りにして、ゆかり小さじ1.5とあえて20分ほど放置して完成。
<長いもの鶏そぼろ煮>
長いもはいちょう切りにしたかったけど、かぶとかぶるので(しゃれじゃないですよ)
短冊切りにしました。
水と砂糖としょうゆを煮立て(薄味で)長いもを10分ほど煮ます。
そこに残り物の鶏そぼろを加えてさらに5分ほど煮ます。
味をととのえて完成です。
長いもなので、片栗粉をくわえなくても、もれなくとろみがついてくれます。
なので、水分がなくなってくると焦げ付きやすくなるのでご注意を。
というわけで、今日は長いもについて。
長いも:ヤマノイモ科の一種で、代表品種。
とろろにして食べることが多いでしょうか。
新物は10月に出回りますが、それよりもひね物のほうが粘りが強くなるため、
とろろ汁を作るには、ひね物のほうが向いています。
すりおろすと灰黒色に変わることがありませんか?
これはアミノ酸の1種が酸化酵素により酸化したもので、食べても問題は
ありません。
白く仕上げたい場合は皮を厚めにむき、酢水に10分ほど漬けておくと
すりおろした時の変色を抑えることができます。
ビタミン類は少ないですが、カリウムがかなり含まれているので、むくみの
解消や血圧の低下が期待されます。
またでんぷん消化酵素のアミラーゼやジアスターゼを多く含むので
胃もたれに効果的といわれています。
年末年始の暴飲暴食で胃の調子が悪い方は、長いもを召し上がってみては
いかがでしょうか。
あなたの健康維持に、ヤサイトカジツを。
以上、野菜ソムリエプロのままみでした。
ありがとうございました。